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使用上の注意改訂情報
(平成10年10月19日指示分)


1.【医薬品名】ピモジド

【措置内容】以下のように使用上の注意を改めること。

[禁忌]の項に

本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
を追記し、
「リトナビル、イトラコナゾール、クラリスロマイシンを投与中の患者(「相互作用」の項参照)」
と改め、[相互作用]の「併用禁忌」の項を
「リトナビル、イトラコナゾール、クラリスロマイシン〔QT延長、心室性不整脈等の重篤な副作用を起こすおそれがある。〕」
と改め、[副作用]の「重大な副作用」の項を
心室頻拍、突然死:心室頻拍(Torsades de Pointesを含む)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
 また、心電図異常(QT間隔の延長、T波の平低化や逆転、二峰性T波ないしU波の出現等)に続く突然死が報告されているので、特にQT部分の変化があれば中止すること。」
と改める。
 なお、他の項は現行のとおりとする。


2.【医薬品名】塩酸モサプラミン

【措置内容】以下のように使用上の注意を改めること。

[禁忌]の項を

「昏睡状態、循環虚脱状態の患者〔これらの状態を悪化させるおそれがある。〕
 バルビツール酸誘導体・麻酔剤等の中枢神経抑制剤の強い影響下にある患者〔中枢神経抑制剤の作用を延長し増強させる。〕」
と改める。
 なお、他の項は現行のとおりとする。


3.【医薬品名】フェロジピン

【措置内容】以下のように使用上の注意を改めること。

[副作用]の項に新たに「重大な副作用」として

血管浮腫:血管浮腫があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行なうこと。
を追記する。
 なお、他の項は現行のとおりとする。

〈参考〉企業報告


4.【医薬品名】プラバスタチンナトリウム

【措置内容】以下のように使用上の注意を改めること。

[副作用]の「重大な副作用」の項に

肝障害:黄疸、著しいGOT・GPTの上昇等を伴う肝障害があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような場合は投与を中止し適切な処置を行うこと。
を追記する。
 なお、他の項は現行のとおりとする。


5.【医薬品名】 硫酸イソプロテレノール・臭化メチルアトロピン
硫酸イソプロテレノール・臭化メチルアトロピン・デキサメタゾン

【措置内容】以下のように使用上の注意を改めること。

[禁忌]の項に

頻脈性不整脈のある患者〔症状を悪化させるおそれがある。〕
を追記し、
「カテコールアミン製剤(エピネフリン等)、塩酸エフェドリン、塩酸メチルエフェドリンを投与中の患者(「相互作用」の項参照)」
と改め、[相互作用]の「併用禁忌」の項を
「カテコールアミン製剤(エピネフリン等)、塩酸エフェドリン、塩酸メチルエフェドリン〔不整脈、場合によっては心停止を起こすおそれがある。〕」
と改める。
 なお、他の項は現行のとおりとする。


6.【医薬品名】アニラセタム

【措置内容】以下のように使用上の注意を改めること。

[副作用]の項を

「精神神経系:興奮、頭痛、頭重、幻覚、歩行障害、めまい、譫妄、不眠、眠気、精神不安定、異常行動」
と改め、[その他の注意]の項の
「歩行障害」
を削除する。
 なお、他の項は現行のとおりとする。


7.【医薬品名】 デキサメタゾン(経口剤)
酢酸デキサメタゾン(注射剤)

【措置内容】以下のように使用上の注意を改めること。

[小児等への投与]の項に

低出生体重児で、一過性の肥大型心筋症が起こることが報告されている。
を追記する。
 なお、他の項は現行のとおりとする。


8.【 医薬品名 】 一般用医薬品
黄連解毒湯

【 措置内容 】以下のように使用上の注意を改めること。

[服用中又は服用後は、次のことに注意すること]の項を、

(1) 本剤の服用により、咳、息切れ、呼吸困難、発熱等の症状があらわれた場合には、服用を中止し、医師又は薬剤師に相談すること。

(2) 1ヶ月位(鼻出血、二日酔に服用する場合には数回)服用しても症状の改善がみられない場合には、服用を中止し、医師又は薬剤師に相談すること。

と改める。


9.【医薬品名】リン酸デキサメタゾンナトリウム(注射剤)

【措置内容】以下のように使用上の注意を改めること。

[副作用]の「その他の副作用」の項に

その他:リン酸デキサメタゾンナトリウム注射液を静脈内投与した際に、刺激感(ピリピリした痛み、しびれ、ひきつり感等)が発現したとの報告がある。
を追記し、[小児等への投与]の項に
低出生体重児で、一過性の肥大型心筋症が起こることが報告されている。
を追記する。
 なお、他の項は現行のとおりとする。