(1)
本機器の使用経験の全くない方は単独で使用しないでください。
(2)
本機器は、スクリーニング用の検体検査機器です。測定結果に基づく臨床判断は、臨床症状や他の検査結果等と合わせて医師が総合的に判断してください。
(3)
本機器は精密な測定機器であり、機器の近傍で携帯電話等の使用等、電磁環境下での使用をしないでください。測定結果に影響を与える恐れがあります。
(4)
故障したときは、取扱説明書に明示された範囲で責任者が処置をし、それ以外の故障修理は専門家にまかせてください。
(1)
使用前
・サンプルチューブおよび洗浄水の残量、試薬およびサンプルプレートの状況、電源コードの接続をチェックしてください。
(2)
使用時
・コントロール血漿を用いて精度管理を実施してください。
・精度管理は、少なくとも1日1回以上実施し、装置が正常に動作していることを確認してください。
・抗凝固剤は3.8%、3.2%、または3.13%のクエン酸ナトリウム溶液を使用してください。
・セットした試薬を使用しないときは、蓋をしてください。
・装置全般にわたって、異常がないか、たえず監視してください。
・測定動作中に装置に異常が発生した場合は、動作停止ボタンを押して測定動作を停止してください。
・検査室の停電などで装置を緊急停止する必要が生じた場合は、装置の電源スイッチを切ってください。
(3)
*サンプラ使用時の注意
*サンプラをご使用の場合、以下の項目について注意してください。ごく稀に検体番号と測定結果がずれることがあります。
1)
*検体へのバーコードラベルの貼り方には注意してください。
*※詳細は取扱説明書の「第2章 測定の準備」を参照してください。
2)
*サンプラの右槽、左槽および測定ラインに汚れや異物がないことを確認してください。
3)
*ラックの底に汚れや異物が付着していないか、また、損傷や変形していないことを確認してください。
4)
*サンプラ測定動作中は、手で測定ラインまでラックを押し込まないでください。
5)
*サンプラ測定動作中は、測定ライン上のラックには、触れないように注意してください。
6)
*サンプラ測定動作中に、「送り込み動作異常」「横送り動作異常」「ラック動作異常」のエラーが発生したときには、検体番号と測定結果にずれが発生していないか、測定ライン上のラックおよび送り出された直後のラックに挿入している全ての検体の測定結果を確認してください。
*※詳細は取扱説明書の「第9章 トラブルシューティング」を参照してください。
(4)
使用後
・シャットダウン操作を行い、操作スイッチ、ダイヤルなどを使用前の状態にもどしたのち、電源スイッチを切ってください。
・CAクリーンIは絶対に、CAクリーンII等の酸性溶液と混ぜて使用しないでください。
・検体や試薬に直接接触しないよう手袋等を着用してください。
・装置の液体ラインを保守・点検するとき、ならびに使用済みサンプルチューブ等を廃棄するときは、手袋等を着用してください。
・使用試薬の開封後は、ホコリ・ゴミや菌等が入らないように注意してください。
・使用期限を過ぎた試薬を使用しないでください。