1.
*
適応サイズの選定
患肢に応じて適切なサイズの本品を選定します。
2.
使用前
(1)
本品を適用する患部には、下巻材を装着してください。
(2)
必要な枚数だけを包装から取り出し、使用してください。
3.
装着方法
(1)
*開封は乾いた手で行い、包装から取り出した本品を、片側から水温20〜25℃の水につけてください。水温が高いと低温熱傷のおそれがあります。
(2)
15秒前後で水は完全に浸透しますので、先に水につけた方から取り出します。
(3)
両端をもったまま軽く絞り、軽くもみます。絞りすぎると、早く硬化しすぎたり、発熱温度が高くなり低温熱傷のおそれがあるのでご注意ください。
(4)
本品を広げ表面をよく撫でながら余分な水分を取り除きます。
(5)
本品を固定又は補強する部分に当て、ロールタイプの本品又は包帯を巻いて仕上げます。
4.
使用後
本品が十分な強度に到達するには約一昼夜の乾燥を要します。その間は本品が変形しないようご注意ください。
5.
使用方法に関連する使用上の注意
(1)
本品は使用する直前に1袋ずつ水に入れ使用してください。2袋以上同時に入れると、発熱温度が高くなったり、早く硬化しすぎる場合があります。
(2)
本品を適用する際に、本品の引っ張りすぎや、ガーゼの糸抜けによる患部のしめつけがないか十分確認してください。
(3)
本品は、単回使用製品なので、装着中に本品の破損及び著しい汚損が認められる場合には、新しい本品と交換してください。
(4)
腫脹がなくなり、患肢が細くなった時など本品が緩くなった場合には、新しい本品で処置し直してください。
1.
適応する部位及び周辺に腫脹、感染創、潰瘍、発疹等がある患者に本品を使用する場合には、局所管理を十分行い慎重に使用してください。[症状を悪化させるおそれがあります。]
2.
本品装着中及び装着直後は発熱を伴うので、知覚異常(糖尿病、麻酔管理等)がある患者に本品を使用する場合は、慎重に使用してください。[低温熱傷のおそれがあります。]
1.
*本品装着中及び装着直後は、発熱を伴うので、患者が熱さを訴えた時は直ちに本品を外して適切な処置をしてください。
2.
*本品使用中は痛み、しびれ、知覚異常等の観察(特に末梢の部位)に留意し異常が認められる場合には、直ちに医師に連絡するよう患者にご指導ください。
3.
本品使用中に皮膚障害と思われる症状が認められた場合は、直ちに使用を中止し、適切な処置をしてください。
4.
本品は焼石膏を使用しているので、包装が破損している場合や本品内容物の一部が硬い(硬化している)場合は使用しないでください。
5.
焼石膏の粉末が目に入らないように注意してください。万が一目に入った場合は多量の流水で洗浄し、眼科医の診断を受けてください。
本品類似製品に於いて以下の不具合、有害事象が報告されております。
(1)
本品を長期間装着する場合、発汗等により、皮膚障害(皮膚剥離、浸軟、水疱、発赤)を発生させる可能性があります。
(2)
本品の過度なしめつけにより、循環障害や神経麻痺を発生させる可能性があります。
(3)
過度な条件での使用や発熱の放散を妨げての使用により低温熱傷を発生させる可能性があります。