機械器具等 51 医療用嘴管及び体液誘導管

中心循環系血管内塞栓促進用補綴材

PDA閉鎖セットII

再使用禁止

作成又は改訂年月

*2019年10月改訂(第2版)

2018年12月作成(第1版)

承認・届出等

販売名

PDA閉鎖セットII

添付文書管理コード

23000BZX00350000_A_01

承認番号

23000BZX00350000

承認年月

平成30年11月

一般的名称

一般的名称
35449004
中心循環系血管内塞栓促進用補綴材

警告

適用対象(患者)

1.
体重10kg未満の患者等、乳児期早期例における本品の使用は外科手術とのリスクベネフィットを比較して、有用性のある症例のみに適用する1。[デリバリーカテーテルの心腔内から大動脈への送達時に血行動態へ影響を及ぼすおそれ、血管走行上カテーテルキンクのおそれがあるため1。また、肺動脈狭窄、大動脈縮窄及びデバイスによる塞栓のおそれがあるため2,3。]

2.
以下の対象は合併症の高リスク因子と考えられるため、適応においては慎重に検討を行う。[カテーテル治療による合併症が生じたり、炎症の遷延、増悪をまねくおそれがあるため。また、本品留置により大動脈径及び肺動脈径が細くなり、狭窄部の圧較差が上昇し、外科的修復の適応になるおそれがあるため。]

・下行大動脈径が10mm未満の患者。

・外科および経皮的処置による治療を要する心臓疾患を有する患者。

・1年以内に3回以上の下気道感染症に罹患した患者。

・極端に動脈管径が細い箇所を有する患者。

・PDAが蛇行した形態の患者。

・PDAの肺動脈側接合部が肺動脈分岐部から離れている患者。

・大動脈縮窄や肺動脈狭窄を有する患者(外科的修復が不要な軽度の大動脈狭窄を合併する症例を含む)。

・左右の肺動脈の発達に差があり、PDAの存在する肺動脈径が細い患者。


3.
4Frのデリバリーカテーテルが通過しない動脈管には本品を使用しないこと。[無理な操作により血管の損傷を引き起こすおそれがあるため。]

使用方法

1.
本品は関係学会の定める動脈管閉鎖デバイスを使用した動脈管開存閉鎖術の施設基準を満たす施設でのみ使用すること。[適切な施設で使用されない場合、安全性が担保されないため。]

2.
本品は関係学会の定める動脈管閉鎖デバイスを使用した動脈管開存閉鎖術に関する教育プログラムを受けた医師のみが使用すること。[操作に熟知していない場合には重篤な合併症が発生するおそれがあるため。]

3.
緊急事態に対応する心臓外科手術を施行できる施設で行うなどの準備をしておくこと。[本品による重篤な血行動態の悪化となるような対象部位外での塞栓が発生した場合は速やかに摘出する必要があるため。]

4.
ダクトオクルーダーが対象部位外で塞栓を起こした場合は摘出すること。[患者に危害を引き起こすおそれがあるため。]

5.
ダクトオクルーダーがデリバリーカテーテル内に引き込まれていない限り、心臓から抜去しないこと。[ダクトオクルーダーが組織を損傷するおそれがあるため。]

6.
ダクトオクルーダーの配置が不適切な場合又は不安定な場合は、ダクトオクルーダーをデリバリーワイヤーから離脱しないこと。ダクトオクルーダーを回収し、再度展開後、まだダクトオクルーダーの形状や位置が十分でない場合は再回収し、新しいものに取り替えること。

7.
ダクトオクルーダーが肺動脈又は大動脈に突出して、動脈内の血流減少または狭窄のおそれがある場合は、ダクトオクルーダーを再留置又は回収すること。

8.
動脈管のスパズムの発生に留意し、本品のサイズを決定すること。[動脈管の寸法が過小評価され、デバイスによる塞栓を生じるおそれがあるため。また、動脈管スパズムが発生した際には発生前後の動脈管の寸法を比較して、動脈管スパズムが解消するまで待機するのか、発生前の寸法に基づき本品のサイズを決定するのか、または手技を中止するのか患者のリスクベネフィットを考慮して決定すること。]

禁忌・禁止

適用対象(患者)

1.
留置部位に血栓がある患者、又は挿入、留置するための経路となる血管に静脈血栓の徴候がある患者。[本品の留置術により血栓性塞栓症が生じるおそれがあるため。]

2.
心内膜炎、または菌血症を引き起こす感染症を発症している患者。[カテーテル治療により、これらの炎症の遷延、増悪のおそれがあるため。]

3.
動脈管までの血管がデリバリーカテーテルの適切なサイズに不適合な患者。[本品が意図した位置に留置できないおそれがあるため。]

4.
動脈管を通して右左短絡のある患者。[アイゼンメンゲル症候群等により肺動脈閉塞性変化をきたしている場合、カテーテル治療による肺高血圧の改善が得られないため。]

5.
ニッケルアレルギーのある、又はその可能性が疑われる患者。[本品によってアレルギー反応を引き起こすおそれがあるため。]

6.
抗凝固療法が禁忌の患者。

使用方法

1.
再使用禁止。

2.
再滅菌禁止。[破損、不十分な滅菌等、患者へ被害を引き起こすおそれがあるため。]

形状・構造及び原理等

本品は、動脈管開存症(PDA)治療において、動脈管の閉鎖栓として、経皮的に動脈管開口部に留置する器具であり、留置する本体(ダクトオクルーダー)と、本体を送達するために用いるデリバリーシステムからなる。
デリバリーシステムは本体(ダクトオクルーダー)を目的部位へ送達するためのデリバリーカテーテル、血液の逆流の制御等を行う延長チューブ付止血弁、本体(ダクトオクルーダー)のデリバリーカテーテルへの送達を容易にするローダー、また本体(ダクトオクルーダー)と接合させデリバリーカテーテルを介して目的部位への送達、留置を可能にするデリバリーワイヤー及びプラスチックバイスから構成される。尚、本体及びデリバリーシステムは別々に包装されており、それぞれ単品でも流通する場合がある。

1.
本体(ダクトオクルーダー)


単位(mm)

モデル番号 ウエスト径A 全長B 外径C 
9-PDA2-03-04 
9-PDA2-03-06 
9-PDA2-04-04 10 
9-PDA2-04-06 10 
9-PDA2-05-04 11 
9-PDA2-05-06 11 
9-PDA2-06-04 12 
9-PDA2-06-06 12 


・原材料
ワイヤー:     ニッケル・チタニウム合金
エンドスクリュー: ステンレススチール
マーカーバンド:  プラチナ・イリジウム合金


2.
デリバリーシステム

(1)
デリバリーカテーテル

・寸法(mm)
カテーテル有効長:600、800

・原材料
シャフト:ポリエーテルブロックアミド、ナイロン樹脂、
     ポリテトラフルオロエチレン
ハブ:  ポリエーテルブロックアミド

(2)
デリバリーワイヤー

・寸法(mm)
全長:1951、1600

・原材料
コアワイヤー:ニッケル・チタニウム合金
ケーブル:  ステンレススチール
ネジ:    ステンレススチール

(3)
ローダー

・寸法(mm)
有効長:129.5

・原材料
チューブ:ポリエーテルブロックアミド、ナイロン樹脂、
     ポリテトラフルオロエチレン
ハブ:  ポリエーテルブロックアミド

(4)
延長チューブ付止血弁

・寸法(mm)
有効長:254

・原材料
ストップコック:ポリカーボネート
Yコネクタ:   ポリカーボネート、ポリプロピレン、
        シリコーンゴム、アセタール
チューブ:   ポリ塩化ビニル
        (可塑剤:フタル酸-ジ-2-エチルヘキシル)

※フタル酸-ジ-2-エチルヘキシルが使用されている製品は、その包装に次の図記号が表示されている。


(5)
プラスチックバイス

使用目的又は効果

以下の全てを満たす動脈管開存症に適用し、経皮的に動脈管を閉鎖するために使用する。

・動脈管の直径が5.5mm以下であること。

・動脈管の長さが3mm以上、12mm以下であること。

・肺血管抵抗(PVR)8単位未満又は肺体血管抵抗比(Rp/Rs)0.4未満であること。

・体重が2.5kg以上であること。

使用方法等

動脈管の計測と本体サイズの選択

1.
標準的な手順で右心カテーテル検査を実施する。

2.
血管造影を実施し、動脈管の直径(ダクトオクルーダーの中心部が配置される動脈管径)と長さ(膨大部から肺動脈までの長さ)を決定する4。(図1参照)


3.
適切なダクトオクルーダーを選択する。(表1参照)

表1 サイズ対応一覧表
  動脈管の長さ(mm) 
<5 5.1〜8.0 8.1〜10.0 10.1〜11.0 11.1〜12.0 
動脈管の直径(mm) <2.5 9-PDA2-03-04 9-PDA2-03-06 9-PDA2-04-06 9-PDA2-05-06 9-PDA2-06-06 
2.5〜3.5 9-PDA2-04-04 9-PDA2-04-06 9-PDA2-05-06 9-PDA2-06-06 9-PDA2-06-06 
3.6〜4.5 9-PDA2-05-04 9-PDA2-05-06 9-PDA2-05-06 9-PDA2-06-06 9-PDA2-06-06 
4.6〜5.5 9-PDA2-06-04 9-PDA2-06-06 9-PDA2-06-06 9-PDA2-06-06 9-PDA2-06-06 

本体の送達及び留置

1.
選択したダクトオクルーダーに適合するデリバリーカテーテルを選択する。(表2参照)

表2 推奨するデリバリーカテーテルの径
モデル番号 推奨するデリバリー
カテーテルの径(Fr) 
9-PDA2-03-04 
9-PDA2-03-06 
9-PDA2-04-04 
9-PDA2-04-06 
9-PDA2-05-04 
9-PDA2-05-06 
9-PDA2-06-04 
9-PDA2-06-06 


2.
デリバリーカテーテルに延長チューブ付止血弁を取り付け生理食塩水でフラッシュする。

3.
動脈アプローチ又は静脈アプローチによりガイドワイヤー(市販品)を進めて動脈管を通過する。ガイドワイヤー(市販品)を介してデリバリーカテーテルを進める4

4.
造影剤を試験的に注入してデリバリーカテーテルの位置を確認する。

5.
ローダーにデリバリーワイヤーを通し、デリバリーワイヤーの先端にダクトオクルーダーを時計回りにおよそ5回転させしっかり取り付ける。簡単に離脱できるよう、ダクトオクルーダーを反時計回りに1/8回転させる。

6.
ダクトオクルーダー及びローダーを生理食塩水に浸し、ローダー内にダクトオクルーダーを引き込む。

7.
ガイドワイヤー(市販品)をデリバリーカテーテルからゆっくり抜去する。システムから空気を除去するため延長チューブ付止血弁を通して血液の逆流を確認する。

8.
ローダーを延長チューブ付止血弁及びデリバリーカテーテルに挿入する。ローダーをしっかり固定し、ダクトオクルーダーがデリバリーカテーテルの先端に到達するまでデリバリーワイヤーを進める。

9.
デリバリーカテーテルをゆっくりと引き戻して遠位ディスクを展開し、血管壁に合わせる。血管造影により血管壁に適切に留置されたことを確認する。

10.
デリバリーワイヤーの張力を維持しながら、デリバリーカテーテルを注意深く引いてウエスト部と近位ディスクを展開する。

11.
大動脈造影を行い、ダクトオクルーダーの位置を確認する。

12.
ダクトオクルーダーの位置が不適切である場合、デリバリーカテーテルを進めてダクトオクルーダーを回収し、改めて動脈管開口部へ留置する。ダクトオクルーダーの再留置及び回収は3回まで行うことができる。

13.
ダクトオクルーダーの位置が適切である場合、デリバリーワイヤーにプラスチックバイスを取付け、反時計回りに回してダクトオクルーダーを離脱する。

14.
大動脈造影により動脈管の閉鎖を評価し、ダクトオクルーダーが適切な位置にあることを確認する。

使用方法等に関連する使用上の注意

1.
ダクトオクルーダーをデリバリーカテーテル内に送達できない場合は、ダクトオクルーダーをローダー内に回収し、ローダーの位置を調整し、再度デリバリーカテーテル内への送達を試みること。

2.
デリバリーカテーテルを進める際に、血管や心臓組織を損傷しないよう注意を払うこと。

3.
デリバリーカテーテルを抜去する際、空気の侵入を防ぐためゆっくり抜去すること。

4.
造影剤を注入するためにパワーインジェクションを使用しないこと。

5.
ダクトオクルーダーを挿入する際、デリバリーワイヤーを回転させないこと。

6.
ダクトオクルーダーを留置中、血液のバックフローを防ぐため、止血弁を使用すること。

7.
遠位ディスクを留置する際、ディスクが肺動脈又は大動脈に突出しないように留意すること5

8.
ダクトオクルーダーのウエスト部が動脈管壁に圧着するよう留置すること5

9.
ダクトオクルーダーが原型をとどめ、2つのディスクの張力が等しくなるように留置すること(図2参照)。ダクトオクルーダーが原型をとどめない場合は再留置又は回収すること(図3,4参照)。


図2:正常例 
  

図3:大動脈側のディスク変形例1 

図4:大動脈側ディスクの変形例2 


10.
ダクトオクルーダーをデリバリーカテーテル内へ回収する際に抵抗を感じた場合は、カテーテル先端の巻き込みや、捲れ等が考えられる。デリバリーカテーテルを一旦引き戻しカテーテル先端の形状の回復を確認後、再度ダクトオクルーダーの引き込みを行う。経皮的回収が困難な場合は外科的回収も検討する。

11.
特定のPDA形状(Krichenko分類A型)の場合は「PDA閉鎖セット(承認番号:22000BZX01768000)」の優先使用を検討すること2。[本品よりも「PDA閉鎖セット」が形状的に適合する場合があるため。]

使用上の注意

使用注意(次の患者には慎重に適応すること)

1.
18歳を超える患者[18歳を超える患者の安全性は確立されていない]

重要な基本的注意

1.
適切な抗凝固療法又は抗血小板療法を行うこと。ダクトオクルーダー留置前は、活性凝固時間(ACT)は200秒を超えるように調整すること。

2.
術後6ヶ月は心内膜炎予防のための薬剤投与等の処置を行うこと。必要な場合は医師の判断により術後6ヶ月以降も継続すること。

3.
標準的なフォローアップにより残存短絡及び血管の閉塞を評価すること。

4.
非臨床試験により、本品はMR Conditionalであることが確認されている。以下の条件で安全にMRIスキャンを受けることが可能である。

・1.5テスラ又は3.0テスラ以下の静磁場

・空間勾配磁場の最大値が30T/m以下

・曝露15分間で全身平均比吸収率(SAR)の最大値が2.0W/kg(通常操作モード)
なお、上記の条件でMRIスキャンを受けた場合、最大およそ1.0℃の局所的な温度上昇が生じるおそれがある。
また、非臨床試験より本品によるアーチファクトは、3.0テスラのスキャン画像上で0.9cm、1.5テスラのスキャン画像上で0.6cmであった。診断部位が本品の留置位置と同じ又は比較的近い領域である場合は画質が低下するおそれがある。

不具合

重大な不具合

1.
デリバリーカテーテルの形状異常/破損

2.
デリバリーワイヤーの形状異常/破損

3.
デリバリーシステム/オクルーダーの操作困難

4.
ダクトオクルーダーの形状異常/破損

5.
ダクトオクルーダーの脱落、移動

有害事象

重大な有害事象

・死亡

・本品による塞栓症

・塞栓症(空気、異物等)

・血栓症/血栓性塞栓症

・胸痛

・血管穿孔

・浸出(体液、血液等)

・細菌性心内膜炎

・感染症

・圧較差

・大動脈/肺動脈閉塞

・不整脈

・肺高血圧

・高血圧/低血圧

・アレルギー反応

・頭痛/偏頭痛

・穿刺部合併症

・脳卒中/一過性脳虚血発作

・痙攣

・弁逆流/弁損傷

・無呼吸

・溶血

・心筋梗塞

・血小板数の減少

・上腕神経叢損傷

・出血

・組織外傷/損傷

・血管損傷/血管解離

・残存短絡の増悪

・発熱

・動静脈瘻

・血腫

・動脈拍消失/末梢脈拍欠損

・心タンポナーデ/心穿孔

・麻痺反応

・心停止

・血行動態の低下

・重症虚血肢

・重症四肢欠損

・複雑部分発作

・動悸

・心外膜炎

・機器の侵食

・大動脈縮窄

・肺動脈狭窄

妊婦、産婦、授乳婦及び小児等への適応

1.
妊婦[胎児及び母体への影響を鑑み、放射線への曝露を最小限にするよう配慮を行うこと。]

2.
授乳婦[ダクトオクルーダーの原材料(ニッケル・チタニウム合金)の母乳中への溶出については、定量的評価を行っていないため安全性が確立されていない。]

臨床成績

(1)
IDE臨床試験
米国の25施設にて、動脈管開存症患者を対象とした単群、非盲検、多施設共同試験が実施され、合計192例(年齢6ヶ月〜18歳)の被験者が登録された。機器留置成功率は92.7%(178/192)であった。結果を以下に示す。(表3、表4、表5)

表3 主要な安全性と有効性に関する成績
主要評価項目 達成目標 %(n/N)[95%信頼区間] P値 
安全性 5.34% 1.60%(3/188)[0.33-4.59] 0.0113 
有効性 94.60% 98.19%(163/166)[94.81-99.63] 0.0201 

※主要評価項目

・安全性:手技後180日間に報告された機器又は手技に関連する重篤な有害事象の発現率

・有効性:手技後6ヶ月時点の動脈管の完全閉鎖率(経胸壁エコーによる残存短絡の消失及び検診による連続性雑音の消失)

表4 機器又は手技に関連する重篤な有害事象(手技後180日間)
事象 発現率 機器関連 手技関連 発現までの日数 
残存短絡 0.5%
(1/188) 
可能性あり/
おそらく関連あり 
関連の可能性あり 30 
デバイスによる塞栓 0.5%
(1/188) 
可能性あり/
おそらく関連あり 
おそらく関連なし/
関連なし 
洞頻脈 0.5%
(1/188) 
おそらく関連なし/
関連なし 
可能性あり/
おそらく関連あり 

表5 登録例の動脈管形態分類
PDAタイプ 分布(N=192) 
A-1 93(48.4%) 
A-2 31(16.1%) 
A-3 14(7.3%) 
B-1 1(0.5%) 
B-2 1(0.5%) 
B-3 0(0.0%) 
4(2.1%) 
10(5.2%) 
38(19.8%) 

保管方法及び有効期間等

保管の条件

1.
乾燥した場所に保管すること。

2.
運搬時や保管時は、傾斜、振動、衝撃などを避け、安定した状態を保つこと。

3.
有機溶媒に曝さないこと。

有効期間

本品の包装に記載されている「使用期限」までに使用すること。

承認条件

1.
動脈管開存症に対する本品を用いた血管内治療に関する講習の受講等により、本品の有効性及び安全性を十分に理解し、手技及び当該治療に伴う合併症等に関する十分な知識・経験を有する医師が適応を遵守して用いられるように必要な措置を講ずること。

2.
先天性心疾患に対する経皮的血管内治療に関する十分な経験のある医師を有し、本品を用いた治療に伴う合併症への対応が可能な体制が整った医療機関で、本品が使用されるように必要な措置を講ずること。

主要文献及び文献請求先

主要文献

1.
2014年版先天性心疾患、心臓大血管の構造的疾患(structural heart disease)に対するカテーテル治療のガイドライン, 2012 - 2013年度合同研究班報告

2.
Baspinar O, Irdem A, Sivasli E, Sahin DA, Kilinc M. Comparison of the efficacy of different-sized Amplatzer Duct Occluders (I, II, and II AS) in children weighing less than 10 kg. Pediatr Cardiol 2013;34:88-94. 20.

3.
Pepeta L, Dippenaar A. Ductal closure using the Amplatzer duct occluder type two: experience in Port Elizabeth hospital complex, South Africa. Cardiovasc J Afr. 2013 Jul;24(6):202-7.

4.
Krichenko A, Benson LN, Burrows P, et al: Angiographic classfication of the isolated persistently patent ductus arteriosus and implication for percutaneous catheter occlusion. Am J of Cardio 1989; 63:877-80.

5.
Saliba Z, El-Rassi I, Abi-Warde MT, et al. The Amplatzer Duct Occluder II: A New Device for Percutaneous Ductus Arteriosus Closure. J Interv Cardiol. 2009;22(6):496-502.

製造販売業者及び製造業者の氏名又は名称等

製造販売業者

氏名又は名称

*アボットメディカルジャパン合同会社

第一種医療機器製造販売業

電話番号

03-6255-6370(文献請求先も同じ)