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    令和 4年10月13日作成
    

    医療機器改修の概要

    (クラスII)

  1. 一般的名称及び販売名

  2. 一般的名称: 据置型デジタル式循環器用X線透視診断装置
    販売名  : アーティス pheno
    
    
  3. 対象ロット、数量及び出荷時期

  4. 販売名 : アーティス pheno
    製造番号: 164007, 164045, 164056, 164067, 164082, 164087, 164091, 164093, 164099, 164114,
          164137, 164149, 164154, 164166, 164164, 164165, 164169, 164174, 164191, 164207,
          164220, 164225, 164247, 164276, 164280, 164339, 164380, 164387, 164396
    数量  : 29台
    出荷時期: 平成29年2月から令和4年6月
    
    合計  : 29台
    
    
  5. 製造販売業者等名称

  6. 製造販売業者の名称 : シーメンスヘルスケア株式会社
    製造販売業者の所在地: 東京都品川区大崎1-11-1 ゲートシティ大崎ウエストタワー
    許可の種類     : 第一種医療機器製造販売業
    許可番号      : 13B1X00086
    輸入先製造業者名:Siemens Healthcare GmbH(ドイツ連邦共和国)
    
    
  7. 改修理由

  8. 輸入先製造元で定期的に実施される工場でのシステム試験および現場での安全性評価において、以下の事象が確
    認されました。
    1:X線管が故障した場合、システムが自動的に「バイパス透視」モードに切り替わる設計となっていますが、
    「X線照射ブロック」機能が有効な状態でこの故障が発生すると、「X線照射ブロック」機能がロック解除され
    ず、システムが「バイパス透視」モードに切り替わらず、X線照射は実行できません。
    2:取扱説明書で推奨されている定期的なブレーキテストの実施後に、まれにスタンドが動作しなくなる可能性
    があります。この不具合が発生した場合、スタンドが動作しなくなります。
    輸入先製造元は検証の結果、それぞれの現象はソフトウエアの不具合によるものであることが原因と判明しまし
    た。輸入先製造元の指示に従い、システムソフトウエアの更新を改修として実施することを決定しました。
    
    
  9. 危惧される具体的な健康被害

  10. 今回の事象発生により、以下のリスクが発生する可能性があることが判明しました。
    1に対して:「X線照射ブロック」機能が有効な状態でX線管が故障した場合、バイパスモードでX線照射を実行
    することができず、臨床治療の取りやめ、別のシステムでの治療続行が必要となる可能性があります。
    2に対して:スタンドが動作する状態に復旧するには、サービス技術者によるシステムのリセットが必要になる
    場合があります。その結果、検査および治療に遅れが生じる可能性があります。
    しかしながら、当該医療機器の操作は添付文書、操作取扱説明書を熟知された医療従事者が行っております。
    従って、医療機器の操作中に異常な状態を容易に気づき直ちに適切な処置をとることができますため本障害が原
    因で重篤な健康被害が発生する可能性は無いと考えます。
    現在、国内外に於いて当事象に起因する健康被害及び不具合の報告はありません。
    
    
  11. 改修開始年月日

  12. 令和4年10月13日 情報提供の開始
    
    
    
  13. 効能・効果又は用途等

  14. 循環器透視撮影を主な目的とし、人体を透過したX線の蛍光作用を利用して人体画像情報を診療のために提供す
    ること。
    
    
  15. その他

  16. 対象装置の納入先は全て当社に於いて把握しています。
    納入先にご通知の上、改修を行います。
    
    
  17. 担当者及び連絡先

  18. 担当者 : 品質部 塩見 典宏/伊藤 徳行
    連絡先 : シーメンスヘルスケア株式会社
          東京都品川区大崎1-11-1
          ゲートシティ大崎ウエストタワー
    電話番号: 03-3493-5128/03-3493-6139
    FAX番号 : 03-3493-7491