事例報告内容
【記述項目】
一般的名称 不明
販売名 CVポート
製造販売業者名 不明
購入年 不明
事例の具体的な内容 化学療法実施終了後、3年間CVポートを埋め込んだまま経過していた。経過観察のCTで、カテーテルがポート本体と分離し右心房内にあることが発見された。
事例が発生した背景・要因 使用していないCVポートを抜去しなかった。
実施した、若しくは考えられる改善策 不要となったポートは抜去する。

事例検討結果
事例検討結果 当該事例については、これまで同様事象が集積されていることから、平成23年5月25日付薬食安発0525第1号・薬食機発0525第1号連名通知「皮下用ポート及びカテーテルに係る添付文書の改訂指示等について」が発出されており、当該製品の添付文書においてもカテーテルの断裂について注意する旨を記載し、医療機関へ情報提供を行うよう指示されている。また、これまで同様の事例が集積されており、PMDA医療安全情報No.57「皮下用ポート及びカテーテルの取扱い時の注意について」を作成・配信し、注意喚起も実施している。なお、当該事例におけるCVポートカテーテルの留置期間は不明であった。