事例報告内容
【記述項目】
《関連した薬剤》
一般名 ブロチゾラム製剤
販売名 レンドルミン錠0.25mg
剤型
規格単位(含有量、濃度) 0.25mg
製造販売業者名 日本ベーリンガー株式会社
事例の具体的な内容 21時30分の消灯前に、患者より眠剤内服の希望があり、看護師は屯用処方のレンドルミン1錠をヒートシールの状態で渡した。(他の内服薬は1包化され、患者が自己管理していた)その後、患者より「薬のカラはどうしたっけ?」と聞かれ、看護師が捜したが見当たらず、患者より「もしかしたらカラごと飲んだかもしれない。」と言われた。レントゲン撮影や耳鼻科医の診察ではわからず、内視鏡で誤飲が確認され、除去した。翌朝から食事は再開できた。
事例が発生した背景・要因 ・患者は自主管理薬を間違えずに内服できており、眠剤の内服も同様にヒートシールで渡し連日内服できていたので、殻ごと内服するとは予測していなかった。
実施した、若しくは考えられる改善策 ・屯用薬は、出来る限りその場で渡し、内服し終わったことを確認する。 ・後で内服しそうな場合は、ヒートシールを紙にテープで張り付けて患者に渡す、ジッパー付きの袋に入れて渡すなどの工夫をする。

事例検討結果
事例検討結果 平成22年9月15日付医政総発0915第2号・薬食総発0915第5号・薬食安発0915第1号連名通知「PTP包装シート誤飲防止対策について(医療機関及び薬局への注意喚起及び周知徹底依頼)」により、医療機関等に注意喚起等しているところである。 また、平成22年9月15日付薬食安発0915第3号「PTP包装シート誤飲防止対策について」により、製造販売業者に対しても、PTP包装シートの改良、改善の研究開発の継続を依頼しているところである。