事例報告内容
【記述項目】
《関連した薬剤》
一般名 不明
販売名 不明
剤型 不明
規格単位(含有量、濃度) 不明
製造販売業者名 不明
事例の具体的な内容 1.下肢閉塞性動脈硬化症に対し、EVT施行。 2.19:58、シース抜去後、枕子固定に臥床安静。 3.看護師がセッティング後、自己にて夕食、服薬施行。 4.21:45、3種の薬剤をPTPシートごと服薬した可能性があると患者よりコールあり。胸のつっかえ感の訴えあり。
事例が発生した背景・要因 1.内服自己管理の患者。PTPシートを切って、薬専用トレイで薬を1回ごとに区切って管理していた。また、PTPシートの縁の部分を少なく切っていた(まぶしさあり)。 2.持参薬鑑定を薬剤師も行っているが、薬剤管理方法への指摘はなかった。 3.EVT当日で臥床安静の患者だったが、内服自己管理のままだった。
実施した、若しくは考えられる改善策 1.PTPシートを切った状態での服薬について、誤嚥のリスクについて患者指導を実施する。 2.患者の安静度に合わせ、食事、服薬の介助方法を変更する。

事例検討結果
事例検討結果 平成22年9月15日付医政総発0915第2号・薬食総発0915第5号・薬食安発0915第1号連名通知「PTP包装シート誤飲防止対策について(医療機関及び薬局への注意喚起及び周知徹底依頼)」により、医療機関等に注意喚起等しているところである。 また、平成22年9月15日付薬食安発0915第3号「PTP包装シート誤飲防止対策について」により、製造販売業者に対しても、PTP包装シートの改良、改善の研究開発の継続を依頼している。 加えて、令和元年9月11日付事務連絡「内服薬等の包装の誤飲の発生について(情報提供)」が発出されており、継続的な注意喚起がなされているところである。