2021年 9月改訂 ( 第1版 ) |
処方箋医薬品 注)
注) 注意―医師等の処方箋により使用すること血清マグネシウム濃度の上昇により心機能を抑制するおそれがある。
血清マグネシウム濃度の上昇により症状を増悪するおそれがある。
一口ずつ時間をかけて服用させ、服用中にめまい、ふらつき等があらわれた場合には、直ちに服用を中止させること。ダンピング症候群があらわれることがある。
腸管穿孔を起こしたとの報告がある。
誤嚥により、呼吸困難、肺炎を起こすことがある。
糖尿病用薬の投与は検査当日の食事摂取後より行うこと。食事制限により低血糖を起こすおそれがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。子宮収縮を誘発して、流早産の危険性がある。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
小児等には投与しないことが望ましい。電解質異常等の副作用があらわれやすい。
頻度不明 |
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過敏症 |
発疹、蕁麻疹、そう痒感等 |
消化器 |
腹部膨満感、腹痛、悪心、嘔吐、腹鳴等 |
循環器 |
熱感、潮紅、しびれ、顔面蒼白、血圧低下等 |
精神神経系 |
めまい、ふらつき、脱力感、不快感等 |
内分泌 |
尿ケトン体の陽性化、尿酸値の上昇 |
肝臓 |
総ビリルビンの上昇、AST、ALT、総コレステロールの上昇 |
腎・尿路系 |
尿pHの上昇、BUNの低下、尿蛋白の陽性化 |
血液 |
白血球数の増加、単球数の増加・減少 |
代謝・電解質 |
血清マグネシウム上昇、血清カルシウム上昇・低下、血清ナトリウム上昇・低下、血清カリウム上昇・低下、血清クロール低下 |
本剤投与により、尿pHがアルカリ性になることがあり、ブロムフェノールブルー系の試験紙法による尿蛋白試験で偽陽性を示すことがある。
ラットを用い、高張液及び等張液(ともにクエン酸マグネシウムとして4.3g/kg)、並びに蒸留水(対照)を経口投与した。
その結果、50%瀉下効果発現時間は、高張液投与群では4.8時間、等張液投与群では2.6時間であり、対照群では48時間経過後も瀉下は認められなかった5)
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クエン酸マグネシウム(Magnesium citrate)
2-Hydroxy-1,2,3-propanetricarboxylic acid magnesium salt
MgHC6H5O7・5H2O
304.51
白色~淡黄色の無臭の粉末である。約5倍の水に溶解し、経時的にまたは結晶水を失うことにより、水に難溶となる。酸に溶けやすくアルコールに不溶である。
ポリプロピレン容器 250mL×5
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