(次の患者には投与しないこと)
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薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 | |
非ステロイド性消炎鎮痛薬 ナプロキセン等 | 本剤との併用により、消化管からの出血が助長されたとの報告がある。 | 本剤は血小板凝集抑制作用を有するため、これら薬剤と併用すると消化管出血を助長すると考えられている。 | |
抗凝固薬 ワルファリン、ヘパリン等 血小板凝集抑制作用を有する薬剤 アスピリン等 血栓溶解薬 ウロキナーゼ、アルテプラーゼ等 | 出血した時、それを助長するおそれがある。併用時には出血等の副作用に注意すること。 | 本剤は血小板凝集抑制作用を有するため、これら薬剤と併用すると出血を助長するおそれがある。 | |
薬物代謝酵素(CYP2C19)を阻害する薬剤 オメプラゾール | 本剤の作用が減弱するおそれがある。 | CYP2C19を阻害することにより、本剤の活性代謝物の血中濃度が低下する。 | |
選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI) フルボキサミンマレイン酸塩、セルトラリン塩酸塩等 | 出血を助長するおそれがある。 | SSRIの投与により血小板凝集が阻害され、本剤との併用により出血を助長すると考えられる。 | |
薬物代謝酵素(CYP2C8)の基質となる薬剤 レパグリニド | レパグリニドの血中濃度が増加し、血糖降下作用が増強するおそれがある。 | 本剤のグルクロン酸抱合体によるCYP2C8阻害作用により、これら薬物の血中濃度が増加すると考えられる。 | |
セレキシパグ | セレキシパグの活性代謝物(MRE-269)のCmax及びAUCが増加したとの報告がある。本剤と併用する場合には、セレキシパグの減量を考慮すること。 | 本剤のグルクロン酸抱合体によるCYP2C8阻害作用により、これら薬物の血中濃度が増加すると考えられる。 | |
強力なCYP2C19誘導薬 リファンピシン | 本剤の血小板阻害作用が増強されることにより出血リスクが高まるおそれがある。 リファンピシン等の強力なCYP2C19誘導薬との併用は避けることが望ましい。 | クロピドグレルは主にCYP2C19によって活性代謝物に代謝されるため、CYP2C19酵素を誘導する薬剤との併用により本剤の活性代謝物の血漿中濃度が増加する。 | |
モルヒネ | 本剤の血漿中濃度が低下するおそれがある。 | モルヒネの消化管運動抑制により、本剤の吸収が遅延すると考えられる。 | |
※ | ロスバスタチン | 本剤300mgの投与後、ロスバスタチンのCmaxが1.3倍、AUCが2倍上昇し、本剤75mgの反復投与後、ロスバスタチンのCmaxには影響せず、AUCが1.4 倍上昇したとの報告がある。 | 本剤により、ロスバスタチンの血中濃度が上昇する。 |
頻度不明 | |
血液 | 皮下出血、貧血、紫斑(病)、鼻出血、止血延長、眼出血、歯肉出血、痔出血、血痰、穿刺部位出血、処置後出血、ヘモグロビン減少、赤血球減少、ヘマトクリット減少、白血球減少、好中球減少、好酸球増多、月経過多、口腔内出血、術中出血、カテーテル留置部位血腫、口唇出血、陰茎出血、尿道出血、好酸球減少、血清病 |
肝臓 | Al-P上昇、LDH上昇、血清ビリルビン上昇、胆嚢炎、胆石症、黄疸 |
消化器 | 消化器不快感、胃腸炎、口内炎、腹痛、嘔気、下痢、食欲不振、便秘、食道炎、嘔吐、腹部膨満、消化不良、口渇、耳下腺痛、歯肉(齦)炎、歯肉腫脹、唾液分泌過多、粘膜出血、腸管虚血、大腸炎(潰瘍性大腸炎、リンパ球性大腸炎)、膵炎 |
代謝異常 | 中性脂肪上昇、CK(CPK)上昇、総コレステロール上昇、総蛋白低下、K上昇、アルブミン低下、血糖上昇、K下降、血中尿酸上昇、アミラーゼ上昇、Cl下降、Na上昇、Na下降 |
過敏症 | 発疹、そう痒感、湿疹、蕁麻疹、紅斑、光線過敏性皮膚炎、眼瞼浮腫、アナフィラキシー、斑状丘疹性皮疹、血管浮腫、気管支痙攣 |
皮膚 | 脱毛、皮膚乾燥、水疱性皮疹、扁平苔癬 |
感覚器 | 眼充血、眼瞼炎、眼精疲労、視力低下、複視、嗅覚障害、結膜炎、味覚異常、味覚消失 |
精神神経系 | 頭痛、高血圧、めまい、しびれ、筋骨格硬直(肩こり、手指硬直)、意識障害、不眠症、意識喪失、音声変調、低血圧、てんかん、眠気、皮膚感覚過敏、流涙、気分変動 |
循環器 | 浮腫、頻脈、不整脈、動悸、心電図異常、胸痛、脈拍数低下、徐脈、血管炎 |
腎臓 | BUN上昇、血中クレアチニン上昇、尿蛋白増加、血尿、尿沈渣異常、尿糖陽性、腎機能障害、急性腎障害、尿閉、頻尿、尿路感染、糸球体症 |
呼吸器 | 咳、気管支肺炎、胸水、痰 |
その他 | ほてり、関節炎、発熱、異常感(浮遊感、気分不良)、多発性筋炎、滑液包炎、男性乳房痛、乳汁分泌過多、乳腺炎、倦怠感、腰痛、多発性関節炎、肩痛、腱鞘炎、注射部位腫脹、CRP上昇、筋痛、関節痛、女性化乳房 |