プレガバリンカプセル25mg「日医工」/プレガバリンカプセル75mg「日医工」/プレガバリンカプセル150mg「日医工」


作成又は改訂年月

2020年8月作成(第1版)

日本標準商品分類番号

871190

薬効分類名

疼痛治療剤(神経障害性疼痛・線維筋痛症)

承認等

販売名
プレガバリンカプセル25mg「日医工」

販売名コード

1190017M1052

承認・許可番号

承認番号
30200AMX00819000
欧文商標名
Pregabalin Capsules

薬価基準収載年月

2020年12月

販売開始年月

2020年12月

貯法・使用期限等

貯法

室温保存

使用期限

外箱等に表示の使用期限内に使用すること

規制区分

処方箋医薬品

(注意−医師等の処方箋により使用すること)

組成

有効成分の名称

プレガバリン

含量(1カプセル中)

25.00mg

添加物

D-マンニトール、部分アルファー化デンプン、タルク
カプセル本体:ゼラチン、ラウリル硫酸ナトリウム、酸化チタン

製剤の性状

剤形・色調

キャップ部及びボディ部が白色の硬カプセル剤

外形


号数:4

本体表示

プレガバリン
25mg
日医工

包装コード

631

販売名
プレガバリンカプセル75mg「日医工」

販売名コード

1190017M2059

承認・許可番号

承認番号
30200AMX00820000
欧文商標名
Pregabalin Capsules

薬価基準収載年月

2020年12月

販売開始年月

2020年12月

貯法・使用期限等

貯法

室温保存

使用期限

外箱等に表示の使用期限内に使用すること

規制区分

処方箋医薬品

(注意−医師等の処方箋により使用すること)

組成

有効成分の名称

プレガバリン

含量(1カプセル中)

75.00mg

添加物

D-マンニトール、部分アルファー化デンプン、タルク
カプセル本体:ゼラチン、ラウリル硫酸ナトリウム、酸化チタン、三二酸化鉄

製剤の性状

剤形・色調

キャップ部が濃赤褐色、ボディ部が白色の硬カプセル剤

外形


号数:4

本体表示

プレガバリン
75mg
日医工

包装コード

632

販売名
プレガバリンカプセル150mg「日医工」

販売名コード

1190017M3055

承認・許可番号

承認番号
30200AMX00821000
欧文商標名
Pregabalin Capsules

薬価基準収載年月

2020年12月

販売開始年月

2020年12月

貯法・使用期限等

貯法

室温保存

使用期限

外箱等に表示の使用期限内に使用すること

規制区分

処方箋医薬品

(注意−医師等の処方箋により使用すること)

組成

有効成分の名称

プレガバリン

含量(1カプセル中)

150.00mg

添加物

D-マンニトール、部分アルファー化デンプン、タルク
カプセル本体:ゼラチン、ラウリル硫酸ナトリウム、酸化チタン

性状

剤形・色調

キャップ部及びボディ部が白色の硬カプセル剤

外形


号数:3

本体表示

プレガバリン
150mg
日医工

包装コード

633

一般的名称

プレガバリンカプセル

禁忌

(次の患者には投与しないこと)

本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

効能又は効果

神経障害性疼痛、線維筋痛症に伴う疼痛

効能又は効果に関連する使用上の注意

線維筋痛症の診断は、米国リウマチ学会の分類(診断)基準等の国際的な基準に基づき慎重に実施し、確定診断された場合にのみ投与すること。

用法及び用量

神経障害性疼痛
通常、成人には初期用量としてプレガバリン1日150mgを1日2回に分けて経口投与し、その後1週間以上かけて1日用量として300mgまで漸増する。なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日最高用量は600mgを超えないこととし、いずれも1日2回に分けて経口投与する。

線維筋痛症に伴う疼痛
通常、成人には初期用量としてプレガバリン1日150mgを1日2回に分けて経口投与し、その後1週間以上かけて1日用量として300mgまで漸増した後、300〜450mgで維持する。なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日最高用量は450mgを超えないこととし、いずれも1日2回に分けて経口投与する。

用法及び用量に関連する使用上の注意

1.
本剤の投与を中止する場合には、少なくとも1週間以上かけて徐々に減量すること。[「重要な基本的注意」の項参照]

2.
本剤は主として未変化体が尿中に排泄されるため、腎機能が低下している患者では、血漿中濃度が高くなり副作用が発現しやすくなるおそれがあるため、患者の状態を十分に観察し、慎重に投与する必要がある。腎機能障害患者に本剤を投与する場合は、下表に示すクレアチニンクリアランス値を参考として本剤の投与量及び投与間隔を調節すること。また、血液透析を受けている患者では、クレアチニンクリアランス値に応じた1日用量に加えて、血液透析を実施した後に本剤の追加投与を行うこと。複数の用量が設定されている場合には、低用量から開始し、忍容性が確認され、効果不十分な場合に増量すること。なお、ここで示している用法・用量はシミュレーション結果に基づくものであることから、各患者ごとに慎重に観察しながら、用法・用量を調節すること。

神経障害性疼痛

クレアチニンクリアランス(mL/min)
≧60

1日投与量
150〜600mg

初期用量
1回75mg 1日2回

維持量
1回150mg 1日2回

最高投与量
1回300mg 1日2回

クレアチニンクリアランス(mL/min)
≧30-<60

1日投与量
75〜300mg

初期用量
1回25mg 1日3回又は1回75mg 1日1回

維持量
1回50mg 1日3回又は1回75mg 1日2回

最高投与量
1回100mg 1日3回又は1回150mg 1日2回

クレアチニンクリアランス(mL/min)
≧15-<30

1日投与量
25〜150mg

初期用量
1回25mg 1日1回もしくは2回又は1回50mg 1日1回

維持量
1回75mg 1日1回

最高投与量
1回75mg 1日2回又は1回150mg 1日1回

クレアチニンクリアランス(mL/min)
<15

1日投与量
25〜75mg

初期用量
1回25mg 1日1回

維持量
1回25又は50mg 1日1回

最高投与量
1回75mg 1日1回

クレアチニンクリアランス(mL/min)
血液透析後の補充用量注)

初期用量
25又は50mg

維持量
50又は75mg

最高投与量
100又は150mg

注:2日に1回、プレガバリン製剤投与6時間後から4時間血液透析を実施した場合のシミュレーション結果に基づく。

線維筋痛症に伴う疼痛

クレアチニンクリアランス(mL/min)
≧60

1日投与量
150〜450mg

初期用量
1回75mg 1日2回

維持量
1回150mg 1日2回

維持量(最高投与量)
1回225mg 1日2回

クレアチニンクリアランス(mL/min)
≧30-<60

1日投与量
75〜225mg

初期用量
1回25mg 1日3回又は1回75mg 1日1回

維持量
1回50mg 1日3回又は1回75mg 1日2回

維持量(最高投与量)
1回75mg 1日3回

クレアチニンクリアランス(mL/min)
≧15-<30

1日投与量
25〜150mg

初期用量
1回25mg 1日1回もしくは2回又は1回50mg 1日1回

維持量
1回75mg 1日1回

維持量(最高投与量)
1回100もしくは125mg 1日1回又は1回75mg 1日2回

クレアチニンクリアランス(mL/min)
<15

1日投与量
25〜75mg

初期用量
1回25mg 1日1回

維持量
1回25又は50mg 1日1回

維持量(最高投与量)
1回50又は75mg 1日1回

クレアチニンクリアランス(mL/min)
血液透析後の補充用量注)

初期用量
25又は50mg

維持量
50又は75mg

維持量(最高投与量)
75又は100mg

注:2日に1回、プレガバリン製剤投与6時間後から4時間血液透析を実施した場合のシミュレーション結果に基づく。

使用上の注意

慎重投与

(次の患者には慎重に投与すること)

1.
腎機能障害のある患者[「用法・用量に関連する使用上の注意」の項参照]

2.
重度のうっ血性心不全の患者[心血管障害を有する患者において、うっ血性心不全があらわれることがある。(「副作用」の項参照)]

3.
高齢者[「重要な基本的注意」及び「高齢者への投与」の項参照]

4.
血管浮腫の既往がある患者[「副作用」の項参照]

重要な基本的注意

1.
本剤の投与によりめまい、傾眠、意識消失等があらわれ、自動車事故に至った例もあるので、本剤投与中の患者には、自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意すること。特に高齢者ではこれらの症状により転倒し骨折等を起こした例があるため、十分に注意すること。

2.
本剤の急激な投与中止により、不眠、悪心、頭痛、下痢、不安及び多汗症等の離脱症状があらわれることがあるので、投与を中止する場合には、少なくとも1週間以上かけて徐々に減量すること。

3.
本剤の投与により体重増加を来すことがあるので、肥満に注意し、肥満の徴候があらわれた場合は、食事療法、運動療法等の適切な処置を行うこと。特に、投与量の増加、あるいは長期投与に伴い体重増加が認められることがあるため、定期的に体重計測を実施すること。

4.
本剤の投与により、弱視、視覚異常、霧視、複視等の眼障害が生じる可能性があるので、診察時に、眼障害について問診を行う等注意し、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。[「その他の注意」の項参照]

5.
本剤による神経障害性疼痛の治療は原因療法ではなく対症療法であることから、疼痛の原因となる疾患の診断及び治療を併せて行い、本剤を漫然と投与しないこと。

相互作用

併用注意

(併用に注意すること)

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子 
中枢神経抑制剤
 オピオイド系鎮痛剤 
呼吸不全、昏睡がみられたとの報告がある。 機序不明 
オキシコドン
ロラゼパム
アルコール(飲酒) 
認知機能障害及び粗大運動機能障害に対して本剤が相加的に作用するおそれがある。 相加的な作用による 
血管浮腫を引き起こす薬剤(アンジオテンシン変換酵素阻害薬等) 血管浮腫との関連性が示されている薬剤を服用している患者では、血管浮腫(顔面、口、頸部の腫脹など)を発症するリスクが高まるおそれがある。 機序不明 
末梢性浮腫を引き起こす薬剤(チアゾリジン系薬剤等) チアゾリジン系薬剤と本剤の併用により末梢性浮腫を発症するリスクが高まるおそれがある。また、チアゾリジン系薬剤は体重増加又は体液貯留を引き起こし、心不全が発症又は悪化することがあるため、本剤と併用する場合には慎重に投与すること。 機序不明 

副作用

副作用等発現状況の概要

本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。

重大な副作用

1. めまい、傾眠、意識消失
頻度不明 
めまい、傾眠、意識消失があらわれ、転倒し骨折等に至ったとの報告があるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止又は減量するなど、適切な処置を行うこと。

2. 心不全、肺水腫
頻度不明 
心不全、肺水腫があらわれるとの報告がある(特に心血管障害を有する患者)。心不全のリスクがある患者では、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

3. 横紋筋融解症
頻度不明 
横紋筋融解症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇等があらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。また、横紋筋融解症による急性腎障害の発症に注意すること。

4. 腎不全
頻度不明 
腎不全があらわれるとの報告があるので、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

5. 血管浮腫
頻度不明 
血管浮腫等の過敏症があらわれることがあるので、異常が認められた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。

6. 低血糖
頻度不明 
低血糖があらわれることがあるので、脱力感、倦怠感、冷汗、振戦、意識障害等の低血糖症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

7. 間質性肺炎
頻度不明 
間質性肺炎があらわれることがあるので、咳嗽、呼吸困難、発熱等の臨床症状を十分に観察し、異常が認められた場合には胸部X線、胸部CT等の検査を実施すること。間質性肺炎が疑われた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。

8. ショック、アナフィラキシー
頻度不明 
ショック、アナフィラキシーがあらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

9. 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、多形紅斑
頻度不明 
皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

10. 劇症肝炎、肝機能障害
頻度不明 
劇症肝炎、AST(GOT)、ALT(GPT)上昇等を伴う肝機能障害があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

その他の副作用

  頻度不明 
血液及びリンパ系障害 好中球減少症、白血球減少症、血小板減少症 
代謝及び栄養障害 食欲不振、食欲亢進、高脂血症、高血糖 
精神障害 不眠症、錯乱、失見当識、多幸気分、異常な夢、幻覚、うつ病、落ち着きのなさ、気分動揺、抑うつ気分、無感情、不安、リビドー消失、睡眠障害、思考異常、離人症、無オルガズム症、激越、喚語困難、リビドー亢進、パニック発作、脱抑制 
神経系障害 浮動性めまい、頭痛、平衡障害、運動失調、振戦、注意力障害、感覚鈍麻、嗜眠、構語障害、記憶障害、健忘、錯感覚、協調運動異常、鎮静、認知障害、ミオクローヌス、反射消失、ジスキネジー、精神運動亢進、体位性めまい、知覚過敏、味覚異常、灼熱感、失神、精神的機能障害、会話障害、昏迷、嗅覚錯誤、書字障害 
眼障害 霧視、複視、視力低下、視覚障害、網膜出血、視野欠損、眼部腫脹、眼痛、眼精疲労、流涙増加、光視症、斜視、眼乾燥、眼振、眼刺激、散瞳、動揺視、深径覚の変化、視覚の明るさ、角膜炎 
耳及び迷路障害 回転性めまい、耳鳴、聴覚過敏 
心臓障害 動悸、第一度房室ブロック、頻脈、洞性不整脈、洞性徐脈、心室性期外収縮、洞性頻脈 
血管障害 高血圧、低血圧、ほてり 
呼吸器、胸郭及び縦隔障害 呼吸困難、鼻咽頭炎、咳嗽、いびき、鼻出血、鼻炎、鼻乾燥、鼻閉、咽喉絞扼感 
胃腸障害 便秘、悪心、下痢、腹痛、嘔吐、腹部膨満、消化不良、鼓腸、胃炎、胃不快感、口内炎、流涎過多、胃食道逆流性疾患、膵炎、舌腫脹、腹水、嚥下障害 
皮膚及び皮下組織障害 発疹、そう痒症、湿疹、眼窩周囲浮腫、多汗症、冷汗、蕁麻疹、脱毛、丘疹 
筋骨格系及び結合組織障害 筋力低下、筋痙縮、関節腫脹、四肢痛、背部痛、筋肉痛、重感、関節痛、筋骨格硬直 
腎及び尿路障害 尿失禁、排尿困難、尿閉、乏尿 
生殖系及び乳房障害 乳房痛、勃起不全、女性化乳房、射精遅延、性機能不全、無月経、乳房分泌、月経困難症、乳房肥大 
全身障害及び投与局所様態 浮腫、口渇、疲労、異常感、歩行障害、顔面浮腫、無力症、疼痛、圧痕浮腫、倦怠感、胸痛、発熱、冷感、悪寒、易刺激性、酩酊感、胸部絞扼感 
傷害、中毒及び処置合併症 転倒・転落 
臨床検査 体重増加、血中CPK(CK)増加、ALT(GPT)増加、AST(GOT)増加、血中アミラーゼ増加、血中クレアチニン増加、体重減少、血中尿酸増加、血中カリウム減少 

その他の副作用の注意

上記のような副作用が認められた場合には、必要に応じ、減量、投与中止等の適切な処置を行うこと。

高齢者への投与

高齢者では腎機能が低下していることが多いため、クレアチニンクリアランス値を参考に投与量、投与間隔を調節するなど、慎重に投与すること。[「用法・用量に関連する使用上の注意」及び「慎重投与」の項参照]
また、高齢者ではめまい、傾眠、意識消失等により転倒し骨折等を起こした例があるため、十分に注意すること。[「重要な基本的注意」、「重大な副作用」の項参照]

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

1. 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。動物実験で、胎児異常(低体重、限局性浮腫の発生率上昇、骨格変異、骨化遅延等)、出生児への影響(体重低下、生存率の低下、聴覚性驚愕反応の低下、発育遅延、生殖能に対する影響等)が報告されている。]

2. 授乳婦
授乳中の婦人には、本剤投与中は授乳を避けさせること。[本剤はヒト母乳中への移行が認められている。]

小児等への投与

低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない。(国内臨床試験において使用経験はない)[幼若ラットでは本薬の感受性が高く、最大臨床用量(600mg/日)と同等の曝露において、中枢神経症状(自発運動亢進及び歯ぎしり)及び成長への影響(一過性の体重増加抑制)が報告されている。また、最大臨床用量の2倍を超える曝露で聴覚性驚愕反応の低下が、約5倍の曝露で発情休止期の延長が報告されている。]

過量投与

1. 症状
15gまでの過量投与例が報告されており、過量投与時にみられた主な症状は、情動障害、傾眠、錯乱状態、抑うつ、激越、落ち着きのなさ、痙攣発作である。

2. 処置
対症療法を行う。本剤は血液透析により除去されることから、発現している症状の程度に応じて血液透析の実施を考慮すること。

適用上の注意

薬剤交付時

PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。)

その他の注意

1.
海外で実施されたプレガバリン製剤を含む複数の抗てんかん薬における、てんかん、精神疾患等を対象とした199のプラセボ対照臨床試験の検討結果において、自殺念慮及び自殺企図の発現のリスクが、抗てんかん薬の服用群でプラセボ群と比較して約2倍高く(抗てんかん薬服用群:0.43%、プラセボ群:0.24%)、抗てんかん薬の服用群では、プラセボ群と比べ1000人あたり1.9人多いと計算された(95%信頼区間:0.6-3.9)。また、てんかん患者のサブグループでは、プラセボ群と比べ1000人あたり2.4人多いと計算されている注)
注:プレガバリン製剤は海外で抗てんかん薬として承認されているが、本邦におけるプレガバリン製剤の効能・効果は「神経障害性疼痛、線維筋痛症に伴う疼痛」である。

2.
他社が実施した2年間のマウスがん原性試験において、最大臨床用量での平均ヒト曝露量の6倍以上の曝露量に相当する本薬の投与により、用量依存的に血管肉腫の発生率が増加したとの報告がある。

3.
他社が実施した2年間のラットがん原性試験において、最大臨床用量での平均ヒト曝露量の5倍以上の曝露量に相当する本薬の投与により、加齢アルビノラットに通常認められる網膜萎縮の発現率が増加したとの報告がある。また、ラットを用いた組織分布試験において、水晶体での14C-プレガバリン由来放射能の消失は血液及びほとんどの組織にくらべ緩徐であったが、ラット13及び52週間反復投与毒性試験では水晶体に対する影響は認められなかった。眼に関する副作用の発現率はプラセボ群より高く、神経障害性疼痛を対象とした13〜16週間投与のプラセボ対照試験(3試験併合)のプラセボ群では3.8%に対し、プレガバリン製剤群(150〜600mg/日)で10.6%、長期投与試験(3試験併合)では10.2%、線維筋痛症を対象とした16週間投与のプラセボ対照試験のプラセボ群では2.8%に対し、プレガバリン製剤群(300〜450mg/日)で9.2%、長期投与試験では9.4%であった。

4.
他社が実施した雄ラットの受胎能及び初期胚発生に関する試験において、最大臨床用量での平均ヒト曝露量の28倍以上の曝露量に相当する本薬の投与により、胎児異常の発生頻度が増加したとの報告がある。

薬物動態

生物学的同等性試験

1. プレガバリンカプセル25mg「日医工」
プレガバリンカプセル25mg「日医工」及び標準製剤を、クロスオーバー法によりそれぞれ1カプセル(プレガバリンとして25mg)健康成人男性に絶食単回経口投与して血漿中プレガバリン濃度を測定し、得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)について90%信頼区間法にて統計解析を行った結果、log(0.80)〜log(1.25)の範囲内であり、両剤の生物学的同等性が確認された1)

(<プレガバリンカプセル25mg「日医工」>参照)

血漿中濃度並びにAUC、Cmax等のパラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。

2. プレガバリンカプセル75mg「日医工」
プレガバリンカプセル75mg「日医工」は、「含量が異なる経口固形製剤の生物学的同等性試験ガイドライン(平成24年2月29日 薬食審査発0229第10号)」に基づき、プレガバリンカプセル150mg「日医工」を標準製剤としたとき、溶出挙動が等しく、生物学的に同等とみなされた2)

3. プレガバリンカプセル150mg「日医工」
プレガバリンカプセル150mg「日医工」及び標準製剤を、クロスオーバー法によりそれぞれ1カプセル(プレガバリンとして150mg)健康成人男性に絶食単回経口投与して血漿中プレガバリン濃度を測定し、得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)について90%信頼区間法にて統計解析を行った結果、log(0.80)〜log(1.25)の範囲内であり、両剤の生物学的同等性が確認された1)

(<プレガバリンカプセル150mg「日医工」>参照)

血漿中濃度並びにAUC、Cmax等のパラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。

<プレガバリンカプセル25mg「日医工」>

 判定パラメータ
AUC0→24
(μg・hr/mL) 
判定パラメータ
Cmax
(μg/mL) 
参考パラメータ
Tmax
(hr) 
参考パラメータ
t1/2
(hr) 
プレガバリンカプセル25mg「日医工」 5.110±0.648 1.018±0.245 0.77±0.23 5.83±0.66 
標準製剤
(カプセル剤、25mg) 
5.113±0.573 0.993±0.197 0.73±0.23 5.96±0.67 

(1カプセル投与,Mean±S.D.,n=24)


<プレガバリンカプセル150mg「日医工」>

 判定パラメータ
AUC0→24
(μg・hr/mL) 
判定パラメータ
Cmax
(μg/mL) 
参考パラメータ
Tmax
(hr) 
参考パラメータ
t1/2
(hr) 
プレガバリンカプセル150mg「日医工」 30.837±4.050 4.345±0.929 1.20±0.43 6.39±0.72 
標準製剤
(カプセル剤、150mg) 
31.015±3.507 4.190±0.778 1.20±0.42 6.40±0.67 

(1カプセル投与,Mean±S.D.,n=24)


薬効薬理

プレガバリンはカルシウム・チャンネルα2-δリガンドである。カルシウム・チャンネルα2-δリガンドは、カルシウムイオン(Ca2+)チャンネルのα2-δサブユニットに結合し、Ca2+の流入を低下させ、神経伝達物質の放出を抑制することにより鎮痛効果を発揮すると推定されている3)

有効成分に関する理化学的知見

一般名
プレガバリン(Pregabalin)

化学名
(3S)-3-(Aminomethyl)-5-methylhexanoic acid

構造式

分子式
C8H17NO2

分子量
159.23

性状
白色の粉末である。
水にやや溶けにくく、メタノール又はエタノール(99.5)に極めて溶けにくい。

取扱い上の注意

安定性試験

本品につき加速試験(40℃、相対湿度75%、6ヵ月)を行った結果、プレガバリンカプセル25mg「日医工」、プレガバリンカプセル75mg「日医工」及びプレガバリンカプセル150mg「日医工」は通常の市場流通下において3年間安定であることが推測された4)、5)、6)

包装

プレガバリンカプセル25mg「日医工」
100カプセル(10カプセル×10;PTP)

プレガバリンカプセル75mg「日医工」
100カプセル(10カプセル×10;PTP)

プレガバリンカプセル150mg「日医工」
100カプセル(10カプセル×10;PTP)

主要文献及び文献請求先

主要文献

1)
神谷有久理 他:診療と新薬,57(10),905(2020)

2)
日医工株式会社 社内資料:生物学的同等性試験(カプセル75mg)

3)
山田和男:日本口腔顔面痛学会雑誌 4(1):13-21, 2011

4)
日医工株式会社 社内資料:安定性試験(カプセル25mg)

5)
日医工株式会社 社内資料:安定性試験(カプセル75mg)

6)
日医工株式会社 社内資料:安定性試験(カプセル150mg)

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