(1)
本製品は全身向け温浴療法用装置です。本来の用途以外には使わないこと。[けがや機器の破損の原因になることがあります。]
(2)
適正な電源で正しく使用すること。[感電や火災、機器の故障の原因になります。]
(3)
長期間使用しないときは、電源プラグをコンセントから抜くこと。
(4)
長期間電源プラグをコンセントに接続している場合は、接続部の掃除をすること。[ホコリが溜まり湿気を吸うと、ショートや火災、事故の原因になります。]
(5)
電源は、適正に配線されたコンセント(AC100V 50/60Hz)から取ること。[タコ足配線は事故の原因になります。]
(6)
接地型電源プラグを使用しているので、これに合ったコンセントへ確実に接続すること。[感電事故の原因になります。]
(7)
電源は定格内で使用すること。
(8)
高温、多湿な場所で使用、保管しないこと。[機器の性能や品質劣化の原因になります。]
(9)
直射日光が当る場所、ほこり、塩分、イオウ分などを含む空気などにより機器に悪影響を及ぼす場所で使用、保管をしないこと。[機器の性能や品質劣化の原因になります。]
(10)
化学薬品の保管場所やガスの発生する場所で使用、保管をしないこと。[機器の性能や品質劣化の原因になります。]
(11)
水平で振動、衝撃を受けない安定したところで使用、保管すること。[不安定な場所での使用、保管は、不意に機器が動いたり、転倒したりして、けがや機器の破損の原因になります。]
(12)
独自に機器の改造や修理をしないこと。[けがや機器の破損の原因になります。]
(13)
機器の外装を外さないこと。[けがや機器の破損の原因になります。]
(14)
硫黄分の入った入浴剤(温泉水も含む)やアルカリ性、酸性の強いもの(薬液、消毒液を含む)は使用しないこと。[浴槽の劣化および配管の腐食につながります。]
(15)
殺菌のためのオゾン、紫外線の使用は避けること。[機器の性能や品質劣化の原因になります。]
(16)
浴槽内に上水道以外の湯水は入れないこと。
(17)
スイッチ、表示器類などの点検を行い、機器が正常に作動することを確認すること。
(18)
治療前には必ず治療条件が適切であることを確認すること。
(19)
使用する前には、本体底部の固定脚を出し、確実に床面に固定すること。[不意に機器が動いたり、転倒したりして、けがの原因になります。]
(20)
浴槽内に水を入れる前に、フィルターカバーが確実に固定してあることを確認すること。
(21)
浴槽内に水を入れる時、強制排水バルブを必ず治療位置とし、自然排水バルブを閉位置とすること。
(22)
機器を使用する前に、異常がないか確認すること。
(23)
体重が135kg以上の方は使用しないこと。[けがや機器の破損の原因になります。]
(24)
機器の異常を感じたら直ちに使用を中止して、電源プラグをコンセントから抜き、排水し、適切な表示(「故障中」など)をして、お買上げ店または最寄りの弊社営業所に連絡すること。[そのまま使用すると、事故や故障の原因になります。]
(25)
コード類に傷がついたり、使用中にコード類が異常に熱くなった場合は、直ちに使用を中止し、電源プラグをコンセントから抜き、お買上げ店または最寄りの弊社営業所に連絡すること。
(26)
電源コードを機器の下に敷いたり、強く折り曲げたり、引張ったり、踏んだり、キャスターで乗り越えたりしないこと。[コードが断線し、機器の故障の原因になります。]
(27)
機器の設定に関わる部分に患者が触れることのないよう、注意すること。
(28)
機器に無理な力や強い衝撃を与えないこと。[機器の破損の原因になります。]
(29)
清掃時以外、フィルターカバー部を取り外さないこと。[フィルターカバーの中にはヒーターがあります。火傷の危険性があります。]
(30)
浴槽内に湯水がある場合は、製品を移動させないこと。[思わぬ事故や機器の故障の原因になります。]
(31)
吸込口(フィルターカバー内)に髪の毛が吸い込まれるおそれがあるので注意すること。
(32)
使用中は必ず患者の状態を看視すること。[急に高温浴に入ったり冷浴を利用したりすると、軟部組織の緊張が高まり、患者が異常を訴えることがあります。患者に異常がある場合は、直ちに浴槽から搬出するなど適切な処置を講じてください。特に知的障害者、心肺機能に異常のある患者の場合は注意してください。]
(33)
治療する前に、一度全てのノズルから噴流吐出を数秒行った後、槽内温度表示器の温度表示が設定した温度になっていることを確認し、実際に手で湯温を確認すること。
(34)
操作パネルや浴槽の上に乗ったり、無理な力を加えたりしないこと。[機器の故障や破損の原因になります。]
(35)
操作パネルに直接水をかけないこと。[内部に水が入り、機器の故障の原因になります。]
(36)
患者が機器に乗降するときは転倒しないように補助すること。
(37)
定められた手順および操作で機器を使用前の状態に戻し、電源を切ること。
(38)
機器は次回の使用に支障のないように必ず清浄にしておくこと。
(39)
パネルは柔らかい布で乾拭きすること。
(40)
パネル以外の部分は柔らかい布に中性洗剤を含ませ、よく絞ってから拭くこと。
(41)
トイレ用洗剤、酸性・アルカリ性洗剤、化学薬品、有機溶剤(ベンジン、シンナー、ガソリン、アルコールなど)およびクレンザー、たわしなどで清掃しないこと。
(42)
患部と接触する部分(浴槽FRP、外装FRP)の消毒を行う場合には、陽イオン界面活性剤0.1%水溶液にて清拭すること。
(43)
ヒーターを切った直後は、ヒーターが熱くなっているので、フィルターの清掃のときは注意すること。[火傷の危険性があります。]
(44)
機器の清掃は、ゴム手袋などの保護具を着用して行うこと。[素手で清掃を行っていると、突起物などに触れて思わぬけがをすることがあります。]
(45)
フィルターカバーの中にはヒーター、温度センサ、水位センサ、吸込部フィルターがあるので、清掃時にこれらに無理な力をかけないこと。[機器の故障や破損の原因になります。]
(46)
フィルターカバーを取り外すときは、槽内の水を全て排水し、ゴミを取り除いた上で行うこと。[配管内にゴミなどが入ると、機器にゴミが詰まり、動作不良の原因になります。]
(47)
浴槽配管内の殺菌は「次亜塩素酸ナトリウム溶液」を使用して、1ヶ月に1回以上行うこと。[詳細な殺菌方法は、本製品付属の取扱説明書「温浴療法用製品の消毒・殺菌方法」を参照してください。]
(48)
機器および部品は、使用者の方が必ず日常点検、定期点検、定期保守点検を行うこと。
(49)
しばらく使用しなかった機器を再使用するときには、使用前に必ず機器が正常かつ安全に動作することを確認すること。