コルゲンコーワIB錠TXα


項目 内容
医薬品区分 一般用医薬品
薬効分類 かぜ薬(内用)
承認販売名
製品名 コルゲンコーワIB錠TXα
製品名(読み) コルゲンコーワIBジョウTXアルファ
製品の特徴 本剤は,解熱鎮痛成分「イブプロフェン」600mg(1日量)を配合した,痛むのどかぜ・つらい熱かぜに効く総合かぜ薬です。
本剤をおのみになりますと,抗炎症成分「トラネキサム酸」や去痰成分「アンブロキソール塩酸塩」などのすぐれた効果をあらわす7つの有効成分が効果的に働いて,つらいかぜの諸症状がやわらぎ,ラクになってまいります。
使用上の注意
■してはいけないこと
(守らないと現在の症状が悪化したり,副作用・事故が起こりやすくなります)
1.次の人は服用しないでください
 (1)本剤又は本剤の成分によりアレルギー症状を起こしたことがある人。
 (2)本剤又は他のかぜ薬,解熱鎮痛薬を服用してぜんそくを起こしたことがある人。
 (3)15歳未満の小児。
 (4)医療機関で次の病気の治療や医薬品の投与を受けている人。
  胃・十二指腸潰瘍,血液の病気,肝臓病,腎臓病,心臓病,高血圧,ジドブジン(レトロビル)を投与中の人
 (5)出産予定日12週以内の妊婦。
2.本剤を服用している間は,次のいずれの医薬品も使用しないでください
 他のかぜ薬,解熱鎮痛薬,鎮静薬,鎮咳去痰薬,抗ヒスタミン剤を含有する内服薬等(鼻炎用内服薬,乗物酔い薬,アレルギー用薬等),トラネキサム酸を含有する内服薬
3.服用後,乗物又は機械類の運転操作をしないでください
 (眠気等があらわれることがあります。)
4.授乳中の人は本剤を服用しないか,本剤を服用する場合は授乳を避けてください
5.服用前後は飲酒しないでください
6.5日間を超えて服用しないでください
■相談すること
1.次の人は服用前に医師,薬剤師又は登録販売者に相談してください
 (1)医師又は歯科医師の治療を受けている人。
 (2)妊婦又は妊娠していると思われる人。
 (3)高齢者。
 (4)薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人。
 (5)次の症状のある人。 高熱,排尿困難
 (6)次の診断を受けた人。 甲状腺機能障害,糖尿病,緑内障,全身性エリテマトーデス,混合性結合組織病,血栓のある人(脳血栓,心筋梗塞,血栓性静脈炎),血栓症を起こすおそれのある人,気管支ぜんそく,呼吸機能障害,閉塞性睡眠時無呼吸症候群,肥満症
 (7)次の病気にかかったことのある人。 胃・十二指腸潰瘍,潰瘍性大腸炎,クローン病,血液の病気,肝臓病,腎臓病
2.服用後,次の症状があらわれた場合は副作用の可能性がありますので,直ちに服用を中止し,この添付文書を持って医師,薬剤師又は登録販売者に相談してください

[関係部位:症状]
皮膚:発疹・発赤,かゆみ
消化器:吐き気・嘔吐,食欲不振,胃部不快感,胃痛,口内炎,胸やけ,胃もたれ,胃腸出血,腹痛,下痢,胃部・腹部膨満感
精神神経系:めまい,不眠,気分がふさぐ
循環器:動悸
呼吸器:息切れ
泌尿器:排尿困難
その他:目のかすみ,耳なり,むくみ,背中の痛み,しびれ感

 まれに次の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けてください。

[症状の名称:症状]
ショック(アナフィラキシー):服用後すぐに,皮膚のかゆみ,じんましん,声のかすれ,くしゃみ,のどのかゆみ,息苦しさ,動悸,意識の混濁等があらわれる。
皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群):高熱,目の充血,目やに,唇のただれ,のどの痛み,皮膚の広範囲の発疹・発赤等が持続したり,急激に悪化する。
中毒性表皮壊死融解症:高熱,目の充血,目やに,唇のただれ,のどの痛み,皮膚の広範囲の発疹・発赤等が持続したり,急激に悪化する。
肝機能障害:発熱,かゆみ,発疹,黄疸(皮膚や白目が黄色くなる),褐色尿,全身のだるさ,食欲不振等があらわれる。
腎障害:発熱,発疹,尿量の減少,全身のむくみ,全身のだるさ,関節痛(節々が痛む),下痢等があらわれる。
無菌性髄膜炎:首すじのつっぱりを伴った激しい頭痛,発熱,吐き気・嘔吐等があらわれる。(このような症状は,特に全身性エリテマトーデス又は混合性結合組織病の治療を受けている人で多く報告されている。)
間質性肺炎:階段を上ったり,少し無理をしたりすると息切れがする・息苦しくなる,空せき,発熱等がみられ,これらが急にあらわれたり,持続したりする。
ぜんそく:息をするときゼーゼー,ヒューヒューと鳴る,息苦しい等があらわれる。
血液障害:のどの痛み,発熱,全身のだるさ,顔やまぶたのうらが白っぽくなる,出血しやすくなる(歯ぐきの出血,鼻血等),青あざができる(押しても色が消えない)等があらわれる。
消化器障害:便が黒くなる,吐血,血便,粘血便(血液・粘液・膿の混じった軟便)等があらわれる。
呼吸抑制:息切れ,息苦しさ等があらわれる。

3.服用後,過度の体温低下,虚脱(力が出ない),四肢冷却(手足が冷たい)等の症状があらわれた場合には,直ちに服用を中止し,この添付文書を持って医師,薬剤師又は登録販売者に相談してください
4.服用後,次の症状があらわれることがありますので,このような症状の持続又は増強が見られた場合には,服用を中止し,この添付文書を持って医師,薬剤師又は登録販売者に相談してください 便秘,口のかわき,眠気
5.5〜6回服用しても症状がよくならない場合(特に熱が3日以上続いたり,また熱が反復したりするとき)は服用を中止し,この添付文書を持って医師,薬剤師又は登録販売者に相談してください
効能・効果 かぜの諸症状(のどの痛み,発熱,悪寒,頭痛,せき,たん,鼻水,鼻づまり,くしゃみ,関節の痛み,筋肉の痛み)の緩和
効能関連注意
用法・用量 次の量を食後なるべく30分以内に水又は温湯で服用してください。

[年齢:1回量:1日服用回数]
成人(15歳以上):3錠:3回
15歳未満の小児:服用しないこと

用法関連注意 (1)用法・用量を厳守してください。
(2)錠剤の取り出し方:錠剤の入っているPTPシートの凸部を指先で強く押して,裏面のアルミ箔を破り,取り出して服用してください。(誤ってそのまま飲み込んだりすると食道粘膜に突き刺さる等思わぬ事故につながります。)
成分分量 9錠中
成分分量
イブプロフェン600mg
トラネキサム酸750mg
アンブロキソール塩酸塩45mg
d-クロルフェニラミンマレイン酸塩3.5mg
ジヒドロコデインリン酸塩24mg
dl-メチルエフェドリン塩酸塩60mg
無水カフェイン75mg
添加物 無水ケイ酸,ヒプロメロース(ヒドロキシプロピルメチルセルロース),クエン酸,乳糖,ケイ酸カルシウム,ヒドロキシプロピルセルロース,カルメロースカルシウム(CMC-Ca),ステアリン酸マグネシウム,トリアセチン,タルク,酸化チタン,黄色5号,カルナウバロウ
保管及び取扱い上の注意 (1)高温をさけ,直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管してください。
(2)小児の手の届かない所に保管してください。
(3)他の容器に入れ替えないでください。(誤用の原因になったり品質が変わります。)
(4)PTPのアルミ箔が破れたり,中身の錠剤が破損しないように,保管及び携帯に注意してください。
(5)使用期限(外箱に記載)をすぎた製品は服用しないでください。
消費者相談窓口 会社名:興和株式会社
問い合わせ先:お客様相談センター
電話:03-3279-7755
受付時間:月〜金(祝日を除く)9:00〜17:00
製造販売会社 興和株式会社 添付文書情報
〒103-8433 東京都中央区日本橋本町三丁目4-14
販売会社
剤形 錠剤
リスク区分等 第「2」類医薬品