事例報告内容
【記述項目】
《関連した薬剤》
一般名 トラマドール塩酸塩・アセトアミノフェン配合剤
販売名 トラムセット配合錠
剤型
規格単位(含有量、濃度)
製造販売業者名 ヤンセンファーマ株式会社
事例の具体的な内容 朝6時ラウンド時、薬杯に薬剤がないことに気が付き患者に確認すると、「夜中に飲んだ」と返答があった。 薬剤シートの確認を怠り患者本人にも確認をしなかった。 2日後咽頭痛、食欲低下がありCT検査を施行。異物誤飲が疑われ、咽頭鏡施行トラムセットを除去した。
事例が発生した背景・要因 常にシートから薬を出している患者であった認識が薄かった。 入眠中であったが、薬をベッドサイドにおいたままにした。 シートの確認を怠った。
実施した、若しくは考えられる改善策 必ずシートから出して配薬する。 すぐに内服しない場合はベッドサイドに置かない。

事例検討結果
事例検討結果 平成22年9月15日付医政総発0915第2号・薬食総発0915第5号・薬食安発0915第1号連名通知「PTP包装シート誤飲防止対策について(医療機関及び薬局への注意喚起及び周知徹底依頼)」により、医療機関等に注意喚起等しているところである。 また、平成22年9月15日付薬食安発0915第3号「PTP包装シート誤飲防止対策について」により、製造販売業者に対しても、PTP包装シートの改良、改善の研究開発の継続を依頼している。 しかし、その後も繰り返し発生している事例があることから、医薬品・医療機器等安全性情報No.344で再周知を行っているところである。