| 患 者(性・年齢) | 女・20歳代 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 使用理由〔合併症〕 | うつ病 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 投与量・投与期間 | 15mg・217日 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 経過及び処置 | 投与開始日 A病院でうつ病の診断をうけ,フルジアゼパム,塩酸ミルナシプラン,塩酸トラゾドン,塩酸リルマザホン,ガスモチン内服開始.肝機能は正常. 投与57日目 塩酸パロキセチン水和物20mg,オキサゾラム,塩酸リルマザホン,塩酸ミアンセリン,ガスモチンに内服変更. 投与78日目 塩酸パロキセチン水和物を40mgへ増量. 投与141日目 採血にて肝障害あり(AST127,ALT304,γ-GTP98). 投与169日目 塩酸パロキセチン水和物を20mgへ減量,オキサゾラム,ガスモチン継続. 投与197日目 塩酸パロキセチン水和物,ガスモチン投与継続.この頃に倦怠感,嘔気,嘔吐あり. 投与217日目(投与中止日) ガスモチンの投与中止. 中止翌日 全身倦怠感が著明のためB病院を受診し,肝障害を指摘され入院.(総ビリルビン 6.4,AST 1350,ALT 2039,プロトロンビン時間 40.8%). 中止5日後 プロトロンビン時間23.2%と悪化したため,ステロイドパルス開始,抗アンモニア対策,AT�契什泙覆瓢楾圈� 中止7日後(発現日) 当病院に転院.肝性脳症�凝戮任△蝓ぅ廛蹈肇蹈鵐咼鷸�間20.8%であり,劇症肝炎と診断.血漿交換等,集中治療開始. 中止8日後 肝性脳症�慧戞�ICU入室し,血漿交換施行. 中止10日後 肝性脳症�古戞た郵�補助呼吸下に高流量血液ろ過透析,血漿交換施行. 中止13日後 脳症持続のため,血漿交換と血液透析施行. 中止18日後 肝性脳症�凝戮鵬�善,高流量血液ろ過透析施行. 中止22日後 限外ろ過施行,肝性脳症�慧戞� 中止23日後 ICU退室,一般病棟個室転出. 中止27日後 肝性脳症�古戞� 中止31日後 死亡. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 臨床検査値 |
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| 備 考 | 担当医コメント投与141日目の検査値(AST127,ALT304,γ-GTP98)から,肝障害があった.さらに,投与197日目頃の倦怠感,嘔気,嘔吐は,肝障害に伴う症状と思われる.しかしながら,当病院転院時に診断したのは,ガスモチン中止7日後であり,肝性脳症�凝戮肇廛蹈肇蹈鵐咼鷸�間20.8%であったことから,この日を劇症肝炎の発現日とした.A型・B型・C型・E型肝炎ウイルスマーカーはすべて陰性であり,自己免疫性肝炎,原発性胆汁性肝硬変,甲状腺疾患も否定されることおよび薬剤投与前には肝障害がなく,投与後に肝障害を認めていることから,本症例の肝障害の原因は,薬剤によるものと考えられる. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 併 用 薬 | 塩酸パロキセチン水和物,フルジアゼパム,塩酸ミルナシプラン,塩酸トラゾドン,塩酸リルマザホン,オキサゾラム,塩酸ミアンセリン |